急性アルコール中毒の症状と応急処置!自宅ですぐ出来る対処法は?

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tore49

ハロウィンも終わり、お店も徐々にクリスマスを意識したディスプレイがされるようになりました。

そろそろ「忘年会はいつにしようか」とか、「お正月は○日に集まろう」といったような話も出てくる頃ですね。

忘年会にクリスマス、お正月と年末年始はお酒を飲む機会が増える時期です。

楽しく過ごせるよう、お酒の飲み方には気をつけたいですね。

短時間に多量のアルコールを摂取することで、急性アルコール中毒は起こります。

お酒に強いから大丈夫!ではないので、飲む量とともにペースにも気を配ってくださいね。

せっかくのクリスマスに急性アルコール中毒で病院に運ばれた!なんてことになったら自分も悲しいですし、周りの人もショックです。

もしも急性アルコール中毒を疑うような症状が出てしまったら…?

その時は迷わず病院へ!急性アルコール中毒は、一分一秒を争う事態にもなり得ます。

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急性アルコール中毒になっている人の主な症状は?

お酒を飲むとふわふわして、何だか楽しくなります。

リラックスして、素の自分が出てくるような気すらします。

どこから急性アルコール中毒なのか、という明確な基準はないそうですが、この“ふわふわして楽しい”状態を過ぎると足元がおぼつかなくなったり、ろれつがまわらなくなったりします。

更に飲酒をすすめると、

  • 自力で立つ事ができない
  • 眠ったまま起きない(叩いても反応しない)
  • 嘔吐
  • 呼吸数、脈の低下、体温の低下

  など、命に関わる症状がでてきます。

応急処置としてできることは?

起きていて意識があるのか、眠っているのかで違います。

【起きていて意識がある場合】

お水を飲ませましょう。お水を飲ませて、血液中のアルコール濃度を下げます。

ろれつがまわらなくなった、同じ話を繰り返すようになった、という症状が出始めたら、お酒はストップし、お水に切り替えてください。

それ以上飲ませると危険です。

この時、冷たい水はさけ、なるべくぬるめのお水を飲ませてあげてください。

急性アルコール中毒になると体温が下がります。

冷たい水を多量に飲むと、体温がますます下がってしまいます。お水がなければお茶やスポーツドリンクでもいいですが、お水が一番いいそうです。

【眠ってしまった場合】

真上を向いて寝ていたら、横向きに変えてください。

そして、ベルトやネクタイ、ボタンを数個はずすなどして、楽にしてあげましょう。

横を向かせるのは、嘔吐物をノドにつまらせないため。そして舌根沈下(ぜっこんちんか:アゴや舌の筋肉がゆるみ、舌の根がノドに落ち込んでしまうことをいいます)による窒息を防ぐためです。

30分おき位に体の下になっている部分を変えてあげるといいです。

下になっている部分は、血流が悪くなりますからね。

万が一嘔吐を始めた場合は、抱きおこしたりしないように!嘔吐物がノドをふさがないように、横を向かせたままで吐かせきりましょう。

そのあとで、口腔内に残った物を掻きだすなどの処置を始めてください。

眠っている人を叩いたりしたときに反応(手を振り払おうとしたり、体を動かすなど)があれば、そのまま見守ってあげてもいいかと思います。

体温の低下を防ぐため、毛布や上着をかけてあげるなどして、暖かくしてあげましょう。

そして、絶対に1人にはさせない、酔いがさめるまでそばにいる、ということが大切です。

常にそばにいて様子を観察し、一定の時間をあけて反応が返るかどうかを確かめてください。

段々と反応を返さなくなってくることもあります。

そんな時は救急車を呼んでくださいね。

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病院に連れていくかどうかの判断基準は?

もしも、お酒の席で次のような人がいたら、迷わず救急車を呼んでください。

  • 眠っている人を叩いても何も反応しない
  • 嘔吐を続ける、嘔吐物に血液が混ざる
  • 呼吸がおかしい(浅く早い、時々しか息をしていない、など)
  • 体温が下がり、体が冷たい

この他にも、おかしいと感じたらとにかく救急車を呼びましょう。

「救急車を呼ぼうか。でも大したことなかったら?」「おおごとにはしたくない…」 そんな気持ちもあるかと思います。

けれども、そんな事を思っている場合ではないのです。

ここでの迷いが、生死の分かれ目になることもあるのです。

まとめ

僕の家は小学校から遠く、バスで通学していました。

同じようにバスで通っていた、同級生のお兄さんが大学生の頃の話をしたいと思います。

この事件が起きたのは、僕が中学生の時。親からさらっと聞かされた程度です。

昔の事なので記憶もアヤフヤではありますが、そのときに受けた衝撃はそのまま残っていて、いまだにお酒を飲む事に少々抵抗があります。

そのお兄さんですが、“Aくん”としておきます。

ある日、飲み会があったそうです。きっと楽しい時間を過ごしたのだろうと思います。

気のおけない友達や仲間とワイワイ騒ぐのは楽しいですものね。

お酒を飲んで楽しく過ごして、Aくんもみんなも、それぞれ帰宅をしました。

次の日。

「Aくん、今日来てないよねー」という話になり、先輩がAくんのアパートに様子を見に行きました。

インターホンを押しても、「Aくーん!」と何度呼んでも反応がなく、恐らく管理人さんか大家さんかに話をしてドアを開けてもらったのでしょう。

入ってみると、そこにはもう冷たくなったAくんが横たわっていたそうです。

死因は、急性アルコール中毒。

親のもとを離れて生活をしていた子どもが、冷たくなって帰ってくる。

親にしてみたら、到底納得できない、理不尽な最期ではないでしょうか。

そもそも日本人は、アルコールを分解する酵素の働きが弱い、全く働かないという人が半数近くいる人種です。

  • 歓迎会で一気飲みをさせられる。
  • 会社の飲み会でムリヤリ飲まされる。
  • なんだか飲まないといけないような雰囲気がある…。

こういった風習が残っているところもありますよね。

僕はのらりくらりとかわしていますが、それができない人もいるかと思います。

『付き合いもあるから断るなんて難しい』という思いもあるでしょうが、自分の命を守るためでもあります。

これ以上は飲めない、というときは、きっぱりと断る勇気を持ちたいですね。

周りの人も、強要をしたり体調の悪そうな人を放っておかないようにしたいものです。

適量を守りさえすれば、お酒は百薬の長と言われますし、お酒の席も楽しいものになろうかと思います。

飲みすぎて命を落とすなんて、勿体ない!生きているからこそ、お酒が楽しめるのです。

度をこした飲酒の強要は人権侵害にもなりますし、死亡させた場合は刑法の適用もあります。

だからやめましょう、というのではありませんが、みんな笑顔で、楽しくお酒を飲めるといいですね。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネットアルコール薬物問題全国市民協会