「心が叫びたがってるんだ」見てきました。
あの花と同じスタッフが手掛けているということで、前々から気になってたんですよね。
心に傷を抱えた4人の少年少女の青春物語です。
一緒に見に行ってくれる人がいないということで、 あの花の時と同じく一人で観に行ってきましたよ!
レイトショーで見てきたので、僕より前の席は誰もいませんでしたよ!えぇ!何か問題でも?
・・・まぁというわけで「ここさけ」の感想と、内容について触れてみます。
ネタバレ要素を含んでいるので、見たくないという人はご注意ください。
Contents
ここさけの感想
全体を通して、僕が強く言われたような気がしたのは、 「本音でぶつからなければいけない時がある」 「上辺だけの付き合いじゃないのなら、言いたいことは素直に言うべき」ということです。
坂上拓実のように当たり障りのないことを言って穏便にすませるようにする。
これも大人には必要なコミュニケーションの一つかもしれませんが、 ずっとこの調子だと本当の自分がどういう想い、 考えを持っているのかどんどん失っていく気がします。
僕を含め、この傾向を持っている人はけっこう多いのではと思います。
また、成瀬順のように言葉で人を傷つけてしまったことのある人は 自分の感情を押し殺してしまうかもしれません。
ですがそのままだと、人との関係はずっと改善されません。
言葉は人を傷つけるけど、同時に人を励ますことができる。
要は使い方次第だということに気づきましょう。
そしてどこかで、人に対して消極的だった自分の殻を破る必要が出てくる。
そのきっかけは何になるかは分かりませんが、 僕は「ここさけ」を見て、もう少し自分の気持ちを表面に出したいという衝動に駆られました。
ここさけのおおまかな流れ
映画の全体像としては、劇中のところどころで、 成瀬順が書いた物語に沿った歌と曲を坂上拓実が挟んだりするんですが、 「ミュージカルをやるという物語」のミュージカルって感じでしたね。
成瀬順の歌声はかわいいながらもどこか芯の強い印象で、 作中のキャラクター達同様に、僕も「もっと聴きたい!」という気持ちにさせてくれました。
もちろん青春ものらしく、恋愛模様もところどころに描かれています。
普通に考えたら、成瀬順と坂上拓実がくっつきそうなものですが、 意外にもラストでは坂上拓実は、実は仁藤菜月が好きだということになるんですよね~。
その前に坂上拓実と仁藤菜月が中学時代に 実は付き合っていたという事実を知る成瀬順なんですが、 その時の荒れっぷりがひどすぎて、ああいうのを世の男性陣が俗に言う 「彼女にはしたくないタイプ」なんだろうなと思いました(笑)
で、最終的には田崎大樹が成瀬順に惚れて告白するということになるんですけどね!
文化祭マジックに見事にかかった元野球部エースでした。
まとめ
普段は自分の中に抑えている言いたいこと、伝えたいことをみんな持っている。
そしてそれを表に出すのが恥ずかしかったり、 怖かったりするんだけど、成瀬順は歌で表現しました。
彼女のように殻を破って外に出ることで、 今までとは違った未来、良くも悪くもそれは「成長することになる」 ということをこの映画から感じ取りました。
今、モヤモヤした気持ちを持っている人、言いたいことを遠慮して言えない人、 そういう人こそ「ここさけ」を見て、叫びたい!という衝動を感じてみてください。