坪田信貴先生の効率的な4つの勉強法って?心理学の応用がコツ!?

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birig

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話。

この本、かなり話題になってますね!

タイトルにインパクトがありますし、 僕自身、書店でこの本を見た時は思わず手にとってしまいました(笑)

そこで気になるのが、 どんな勉強法で、学年ビリから1年で偏差値を40も上げたのかって話。

ということで今回は著者でもある、 坪田信貴先生の教える勉強法について考察してみました。

先日、とあるテレビ番組で紹介していた ムダをいっさい省く、超効率的な4つの勉強法について触れてみます。

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1,単語を覚える時は大きく書く

・重要な情報であることを認識させるため。

・よくやる「10回書く」等は書くこと自体が目的になってしまい、記憶に残らない。

普段書く字より、大きく書くこと自体に効果はあると思いますが、 「すべて重要な情報だ!」と大きく書いていたら、今度はその大きい文字が基準になってくるので、 どんどん効果は弱くなっていくのでは?と思います。

勉強する時は基本的には「覚えよう」という姿勢で臨んでいるので、 その中で「差別化する」、という行為がこの方法の本質で、記憶に残しやすくなるコツです。

だから「大きく書く」という行為も当たり前になったら意味をなさないので、 ここぞという単語を覚える時に使用すれば効果が望めるのではないでしょうか。

2,間違えた問題文を赤で修正

・間違えた問題の数式を赤で直して書いても、応用が利かない。

・間違えた問題の本質の部分を覚えるため。

これはとても理にかなっているし、 僕も勉強する時は意識して取り組んでいました。

この問題はどういった考え方が求められているのか? 何の公式を当てはめるものなのか?という考え方が大切ですよね。

間違えた問題の答えだけを覚えても、 出題形式が変わっただけの問題に応用を利かせることが難しくなってしまうかもしれません。

勉強と称して、キレイに色を使い分け、教科書のようにノートにまとめる人がいますが、 これはひとつ間違えれば単なる作業をしているだけで、まったく身につかないおそれがあります。

後から見た時に達成感と満足感があって、一見勉強した気分になるんですが、 これも「書き写すこと」が目的になってしまうと、 記憶には残りにくい、時間がかかるだけの作業に過ぎません。

「考える」という行為が勉強の本質であることを忘れないようにしたいものです。

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3,休憩に入る前の一工夫

例えば、勉強をしている途中にごはんの時間になった場面の話。

キリの良いところまでやってから行くのか、問題を解いている途中で行くのか。 これは後者の方が良いというもの。

目標が達成されない未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすいとのことで、認知心理学におけるツァイガルニク効果というものを利用したもの。

これも理にかなっていて、僕自身振り返ってみて思い当たる節があります。

昼ごはんを食べる前に問題文と解答を見ておいて、 ごはんを食べ終えた後で、なぜその解答なのか?を見るようにしていました。

そうすることでごはんを食べた後のダレやすい時間を乗り切れましたし、そのまま他の問題に移ることで集中力を維持できました。

これは意識的にやっていたことではなかったので、 今回このような心理学に基づいていたことを知り、なるどなぁと納得しました。

4,答えを見ながら解く

答えを見ながら解いていくことで、「なぜそのような解答になるのか」 という考え方を身につけながら多くの問題に取り組むことができる。

これはハマる人にはとことん効果の出る方法だと思いますが、 「とにかく問題集を進める」という目的にシフトしてしまっている人にとっては これまた、ただ満足感を得るだけのものになってしまうおそれがあります。

特に「試験の本番まで時間がない」など、焦っている時はそのような状態に陥ってしまう可能性が高くなりそうです。

「考え方を身につける」というのは解答を見て、 なんとなく「あ〜なるほど」と納得するだけではダメで、 きちんと順序立てて、答えに至るまでの過程を説明できるのかどうかという所まで達していなければなりません。

その部分をしっかり意識できていれば、 この方法を使うことで数をこなしながら多くの考え方を身につけることができるのではと思います。

まとめ

坪田先生の効率的な勉強法は 心理学に基いていて、上手に利用すればたしかに高い効果が見込めそうです。

ただ、「勉強の本質は何なのか?」 をきちんと理解していない状態の人が上辺だけでマネしても同じ成果は得られにくいかもしれませんね。

効率的な勉強法というのは、 決して楽な勉強法ではないということ肝に銘じて今後の勉強に取り組んでいきたいものです。

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