子どもの野菜嫌いの克服法はある?原因や理由について体験談から考えてみた。

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子どもの野菜嫌い

子どもの野菜嫌いを直す方法ないものか?

親であれば誰もが考える悩みではないでしょうか。

子どもが嫌う野菜と聞いて、すぐに思いつくのはピーマン。

私も嫌いでしたので、気持ちはよく分かります。

苦いですもんね、ピーマン。

でも、子どもが野菜を嫌う理由は『味』だけじゃないんです!

他にはどんな理由があるのか、調べてみました。

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子どもの野菜嫌い の原因や理由にはどんなものがある?

お肉やご飯では補えない栄養素を含む野菜たち。

親としては、モリモリ食べてもらいたいですよね。

でも、お肉はモリモリ食べても、野菜はなかなか…。

むしろ、「野菜なんてきらーい!」という子も多いと思います。

子どもが野菜を嫌う理由には色々ありますが、まずは『味』が苦手、ということが挙げられます。

苦味(ピーマンが代表的ですね)は、これは毒だ!と反応してしまうから。

酸味(トマトなど)は、腐っている!という警告です。

このように、味で判断し体を守っているのです。

味覚が一番敏感なのは子どものときなので、過剰に「イヤ」となってしまうのです。

また、初めて食べた野菜があまりおいしくないと、「野菜はおいしくない」と決めつけてしまい、食べない子も中にはいます。

はとこがこのタイプのようですが、もったいないなぁって感じます。

旬の野菜は味が濃く、栄養も高いですし、土や品種で微妙に味が変わりますので、色々と挑戦してもらいたいものです。

『食感』がイヤ!という理由

兄はナスが嫌いでしたが、その理由はどろっとなる食感、だったそうですよ。

ナスの他にも、しいたけなどのキノコ類のひだがイヤだ、という子もいます。

トマトの種を保護しているゼリー状の部分も、嫌われてしまう食感のひとつ。

私は、長ねぎのどろっとしたのがイヤでした…。

それと、ブロッコリーのつぶつぶ感。

今では好きな野菜ですが、実は…高校に上がるくらいまで、口の中で砕けていく食感が嫌で嫌でたまりませんでした(笑)

他にもこんな意外な理由が

近所の男の子が、「ぼく、かぼちゃが嫌いなんよねー」と教えてくれたことがあります。

かぼちゃ、甘くておいしいですよね。

スイーツにも使用される甘みのある野菜で、娘は大好き。

かぼちゃが嫌いという人に出会ったことのなかった私は、何で?と理由を聞いてみました。

その返事は、

「だって、かぼちゃって食べたあと歯が黄色くなるじゃん」

……ええぇぇ(゚Д゚)!!!

衝撃的でした。

こんな理由でかぼちゃが嫌いなんて!と、ビックリ!

大人には理解しにくい理由で、嫌われる野菜たちもいるようです。

野菜を食べないと、どうなってしまうの?

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野菜は体にいい!とは分かっていても、じゃ、どういうふうに体にいいの?

となるとちょっとアヤフヤ。

そこで、野菜を食べないと、どんな悪影響があるのかを調べてみました。

腸内環境が悪化する

野菜に含まれる食物繊維は、腸の働きを助けます。

便のかさを増やしたり、腸の動きをよくして排出を促すなど、腸内環境の改善には欠かせません。

便秘になると肌が荒れたりしませんか?

それは、腸内で便が発酵し、毒素が体内を回っているから…!

他にも口臭や体臭、大腸ガンの原因になるとも言われています。

便は栄養素を吸収したあとの不要物ですし、体からはスッキリ出していきたいですね。

肌荒れ・口内炎・風邪

色の濃い野菜(緑黄色野菜)には、『カロテン』が含まれます。

このカロテン、体内でビタミンAに変わり、

“皮ふ・粘膜を丈夫にする”、“視力を正常に保つ”という働きがあります。

粘膜を丈夫にすることで、風邪をひきにくくなりますよ。

最近、“肌の糖化現象”というのをよく聞きます。

これを防いでくれるのがビタミンC・E・そしてAです。

色の濃い野菜をしっかり食べましょう。

ビタミンCには、美白作用がありますね。

お母さんに嬉しいビタミンの一つです。

加熱すると失われてしまう印象の強いビタミンCですが、ピーマンやジャガイモに含まれるビタミンCは、加熱しても失われにくいという特徴があります。

ビタミンEは、アボカド(果物ですが…)、ナッツ類に多く含まれます。

ガン、動脈硬化

活性酸素という言葉を聞いたことのある方は多いと思います。

活性酸素は体に悪い、という印象をお持ちかもしれませんが、病原菌を退治してくれたり、体内の酸素の働きを助けてくれる、なくてはならないものなのです。

そのため、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の約2%が、活性酸素に変化すると言われています。

必要なものなのですが、ストレスや紫外線、食品添加物などが原因となり過剰生産されてしまうと、正常な細胞まで攻撃してしまい(細胞が酸化してしまう)、動脈硬化やガン、老化の原因になることも…。

日本人の二人に一人はガンにかかるといわれていますが、できれば避けたい病気ですよね。

野菜の色素に含まれるカロテン(また出ましたね、カロテン!)やポリフェノール(ベリー系に含まれるアントシアニンやお茶に含まれるカテキン、タンニン、胡麻に含まれるセサミンが有名)が、活性酸素の働きを抑えてくれますので、ガンの抑制効果が期待されます。

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野菜嫌いを克服する方法はある?

達成

人の味覚は変化します。

例え嫌いな野菜があったとしても、それが他のもので補えるなら、食べるのを強制しないほうがいいでしょう。

強制することで、より苦手意識が高まり、ますます野菜嫌いになることがあるからです。

ただし、食べなくても食卓には出し続けてくださいね。

今は駄目でも、食べられるようになる日がきっと来ますよ。

…白状します。

私、春菊も嫌いでした。

ほうれん草と一緒におひたしになっていたら、春菊だけより分ける(笑)くらい嫌いでしたが、二十歳を過ぎたある日、鍋に入っている春菊を試しに食べてみたら、すごく美味しく感じたんです!本当に!

それからは春菊も平気になりました。

むしろ、今では好きな野菜。

鍋料理にはどっさり入れますので、子どもからはブーイングの嵐です(笑)

ね、味覚って本当に変わるんです。

父がおいしいって言って春菊をモリモリ食べていた気持ちがようやく分かった出来事でした。

一番最初に書いたように、私はピーマンが嫌いでしたが、母が作ってくれた『ピーマンの肉詰め』は食べられましたので、それでいつの間にか食べられるようになっていた、という感じです。

好きな料理に苦手な野菜を入れ込む

こんなのも一つの方法です。

カレーの中にみじん切りにして入れてみたり、ハンバーグに混ぜ込んでみたり。

チャーハンに入れるのもいいですね。

卵が食べられるお子さんなら、卵焼きにみじん切りにした野菜を入れてみるのもオススメです。

卵が野菜の味をまろやかにしてくれるので、食べやすくなりますよ。

調味料を変えてみるのもいいです。

ケチャップ、ソース、マヨネーズ、塩、醤油…。色々な味で試してみましょう。

そして、少しでも食べられたら思いっきり褒めてあげましょう。

嫌いな野菜を食べられた!という自信につながり、野菜嫌いを克服する一歩になります。

自分で野菜を育ててみるのもオススメ。

ミニトマトはプランターでも育てられます。

赤い小さな実はかわいいし、熟れるまでじっくり育てたトマトには、愛着が湧きます。

青いうちにもぎ取ってから熟れさせるのと、木で熟れさせるのでは味が違います。

是非試してみてください。

まとめ

家で野菜を食べなくても、保育園や学校では食べている、という子もいます。

息子がそうなのですが、家で食べる野菜はスティック状のきゅうりと千切りキャベツ(生)くらい。

あとの野菜は、気が向いたら食べる、という状態です。

でも、保育園の先生に聞いたところ「おかわりしてますよ」っていう答えが返ってきましたし、学校の先生からは「野菜もしっかり食べられて、偉いですね~」と言われました。

まさかの褒め言葉。意外でした^^;

家で食べないから、園・学校でも食べないのかとちょっと気になっていたのですが、心配する必要はありませんでした。

野菜の苦味や渋味、えぐみは子どもにとっては食べにくいものです。

ですが、ちょっとしたきっかけで、苦手なものも克服できる日がきます。

『野菜はおいしいもの』だと、根気強く伝えていきましょうね。