自己紹介が不安でしょうがない!緊張やあがり症をほぐす方法はある?

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自己紹介

自己紹介で緊張しやすい人やあがってしまう人が気をつけるべきポイント。

卒業シーズンが近づいてきました。

慣れた場所から、新しい場所へ。新しいところは、どんなところかな?と、ドキドキしてしまいますね。新しく出会う人たちと仲良くなれるか、期待も不安も大きいと思います。

そんなときに必要になってくるのが、自己紹介。『私はこんな人間です。どうぞよろしく』と、周囲の人にわかってもらう為にするものです。

が、この自己紹介。緊張しやすいタイプの人にとっては、苦行のようなイベント。 私もそうです。

一応、話す内容は考えてはいるのですが、いざ自己紹介を始めると、頭の中は真っ白になってしまい、内容がめちゃくちゃで締め方も微妙、ということが多々あります。

でも、どうして緊張してしまうのでしょうか?

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自己紹介 が不安。緊張してしまう理由は?

理由

緊張する、というのは、動物に備わっている本能です。

緊張すると、ささいな物音や人の動き、視線に敏感になりませんか?それは、周囲に敵がいないか、自分に危害を加える人物がいないかを無意識に確認しているから。

動物は他の生物と目が合うと、自分が攻撃されると認識します。

小学校の修学旅行で、大分県の高崎山へ行った時、「サルと絶対に目を合わせないように!」と注意を受けたことがあります。じっと視線を合わせていると、威嚇されていると認識し、襲ってくるのだそうです。

プレゼンや試合、発表会は自分に好意的ではない人の視線もあります。大勢の前でもあり、緊張して当たり前ともいえるでしょう。

緊張しやすい性格の人もいます。

一般的に、真面目、控えめ、完璧主義の人が緊張しやすいといわれます。人になかなか打ち解けられない人も、緊張しやすいです。

逆に、オープンな性格の人や、プラス思考の人(何かあっても、すぐに思考を切り替えられる人)は緊張しにくいようです。

練習のときはうまくいくのに、本番になると体がガチガチに固まってしまい、散々な結果に……。

そんな事が続くと、自分に対する自己評価も下がってしまいます。せっかく練習を頑張っていても、これでは悲しいですし、やる気もなくなりますね。

緊張さえしなきゃ……と思う事もあるでしょう。

では、緊張しすぎないようにするには、何に気をつければいいのでしょうか?

緊張しないようにするコツはあるの?

緊張

まず、自分は緊張していると認識しましょう。今の自分の状態を、そのまま受け入れましょう。

そして、『緊張しないようにしよう!』と考えるのではなく、『リラックスしよう』や『落ち着いて行動しよう』という思考に切り替えること。たったこれだけでも、緊張の感じ方は随分違ってくるはずです。

ちょっと難しい話になってしまいますが、脳は、「~しないで!」という否定の形を認識できないのです。例えば、『赤いリンゴを思い浮かべないで!』と言われると、赤いリンゴがふっと頭に浮かんできませんか?

他にも試してみましょう。

『黒い犬を思い浮かべないでください』

『満開の桜を想像しないでください』

いかがですか?ついついイメージしてしまったのではないでしょうか。

同じように、『緊張しないようにしよう』は余計に『緊張』が強調されてしまいます。もうお分かりだと思いますが、『緊張』『緊張』『緊張』…と頭の中で延々と膨らんでしまうのです。これで、余計に緊張してしまうのですね。

そして、ゆっくりと深呼吸しましょう。

ポイントは、吸う時間よりも吐く時間を長くすること。肺の中を空にするぞ!という気持ちで、ゆっくり吐くことから始めてください。

割合は大体2:1。6秒かけて吐いたら、3秒かけて吸う、という感じです。

でも、緊張していたら時間のことなんて頭から飛んでしまいますよね。それで大丈夫です。自分の呼吸に合わせて、まずは息を吐くことに集中してみてくださいね。

どうしてかというと、息を吸うときは交感神経が優位となり、体は興奮状態になります。反対に、息を吐くと副交感神経が優位となり、体がリラックスモードへと向かいます。

ガチガチに緊張しているときに、更に息を多く吸ってしまうと……。空回りしてしまうのが、目に見えるようです。

ちょっと大げさかな、というくらい、ゆっくりと息を吐いて下さいね。

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まとめ

緊張は本能で起こりますので、自分ではどうしようもできません。

しかし、適度な緊張感は本来以上の力を引き出し、良い結果をもたらす事も多々あります。緊張するのが、全て悪いことではないのですよ。

でも、緊張しすぎるのは困りモノ…。

そんなときはこの方法を使って、少しでも本来の“自分”が出せるといいですね。

他にも、イメージトレーニングやシミュレーションも効果的です。

自分に合った方法で、緊張をやわらげていけると、きっと十二分に力が発揮できるでしょう。

おまけ:否定の形を認識できない脳(子どもへの応用)

例えば、コップに水を入れ、子どもにテーブルまで運んでもらうとき。

1.「お水をこぼさないで運んでね」と

2.「コップをしっかり持って、ゆっくり運んでね」と、

どちらがこぼす確率が低いと思いますか?

そう、2.ですね。

これ、叱るときにも使えますよ。

電車やバスなど、子どもは乗り物が大好き。

嬉しくて騒いでしまった子どもに、「騒いじゃダメ!」は逆効果です。

「たくさん人がいるから、静かにしようね」と、伝えてみて下さい^^