小学生の宿題を親が見るのはアリか?
小学生になると、毎日宿題があります。
学校から帰って宿題に追われていたころを思い出しますね(笑)
保育園・幼稚園に通っていた頃とは違うんだ、と、ちょっぴりお兄さん、お姉さん気分になる子もいることでしょう。
家庭によっては宿題を親が見る・手伝うということも出てくるかもしれません。
そこで今回は、子どもの宿題を見たり手伝ったりすることで子どもにどんな影響があるのかを考察してみることにしました!
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小学生の宿題 にはどんなものがある?
主な宿題は、ドリルまたはプリントと音読です。
一年生のうちは、プリント学習が多いです。
娘は二年生にあがっても、プリントを持ち帰ることがありましたね。
先生によっても違うのだと思いますが、計算ドリル、漢字ドリルは毎日あると思っていただいていいと思います。
計算ドリルと漢字ドリル
お父さん・お母さんもやっていましたか?
ドリルって同じことの繰り返しで、正直つまらないですよね。
ですが宿題には、『学校で習ったことを復習することにより、学力を定着させる』という効果があるんですよ。
脳には、繰り返さないと忘れていっちゃう、という特徴があります。
繰り返すことによって定着していきますので、面倒でもドリルはきちんとしたいものです。
音読
そして、音読。
低学年のうちは文章も短いですが、学年が上がるにつれて長くなります…。
正直、聞く方もちょっと大変。
ですがこの音読。あなどれませんよ。
入学時検診の時に聞いた話ですが、音読には
- 『文章を目で見る』
- 『内容を瞬時に判断する』
- 『発声する』
という3つの動きがあり、脳の発達に非常にいいのだそうです。
たかが音読、されど音読。 たまには一緒に音読をしてもいいかもしれないですね。
プリントによる宿題
一年生のころは、足し算カード、引き算カードを使っての計算も毎日あります。
二年生になると掛け算に変わりますが、それも毎日。
「いんいちがいち…くくはちじゅういち」までしっかり聞いてあげてください。
やるほうも聞く方も大変ですが、ここはしっかりとおさえておきましょう。
特に掛け算でつまづくと、割り算が「???」となります。
掛け算がしっかり解っていれば、割り算は怖くないですよ。
娘は、掛け算カードを二年生のときに散々やったおかげか、「割り算めっちゃ簡単」とへらっと言っています。
私は算数苦手なので、「簡単」とか言える人が羨ましいです~。
番外:自主勉強ノート
上記のものプラス、今住んでいる町内の小学校では『自主勉ノート』が強制です(笑)
それってもう自主勉じゃないよって感じですが、やる内容は自由なんです。
計算をしてもいい。
教科書を写してもいい。
テーマを決めて調べ物をしてもいいし、日記を書いてもいい。
娘はお菓子の作り方を書いたこともあります。
それでも花丸がもらえちゃうんですよ。
親が宿題を手伝うことによるメリットとデメリット
毎日沢山ある宿題ですが、手伝っていますか?
習い事とかあると、宿題をする時間も減ってしまい、子どもは大変そう。
ついつい手を出したくなってしまう…。
そんな気持ちは分かりますが、私は基本放置しています。
あまりつきっきりで宿題を手伝うと、学年が上がるにつれて学力が低下する、というデータもあります。
『親が手伝う→手伝ってくれるのが当たり前→自分で考える必要がない→考える能力が発達しない』 という仕組みなんだとか。
自分で考えないと、考える力って身につかないんですね。
昨年、その『考える力』を育てる場面に出会いました。
同じ町内ではあるのですが、子どもたちが通う小学校とは別の学校であった、サマースクールの丸つけに行ったときのことです。
私がするのは、どんどん丸をつけていくこと。ひたすら丸つけです。
そこで沢山の先生方とお会いしましたが、どの先生も絶対に答えは教えないんです。
子どもたちが自力で答えに辿りつけるように、ちょっとしたヒントを教えることしかしないんですね。
『考える力を育てている』んです。
自分が小学生の頃には、「なんで答え教えてくれないの!」なんて思っていましたが、先生は私の力を伸ばそうとしてくれていたんですね。
それに大人になるまで気づかない私。
鈍感にも程があります…。
あまり手を出さず、適切な声掛けや手助けができるのであれば、親が手伝う(ヒントを与えて導く)のはアリだと思います。
親子のコミュニケーションの時間にもなりますしね。
小学生になると、交友範囲も広がって親との時間も減りますから、貴重な時間です。
親が子どもの宿題を見るときは、基本放置。
「ここがわからない!」と聞いてきたらヒントを与える。
このスタンスがいいのかな、と感じます。
宿題をしない子どもを机に向かわせるにはどうしたらいい?
帰ってすぐに宿題をする子もいれば、まず遊んでそれからやる子もいるでしょう。
きちんとやりさえすれば、いつやってもいいと私は思うのですが、中にはそのまま宿題をせずに学校に…なんて子もいるかもしれません(私がそうでした。なんて悪い子!)。
いつ宿題をするのか。
これは、子どもに決めさせるのが一番いいと思います。
「おやつを食べたらやる」と決めたら、おやつは楽しく食べさせてあげてください。
自分で決めたことはきちんと守りますから、子どもが決めたら親は口出しせずに見守ること。
言いたくなっても、ぐっとこらえてくださいね。
ある日息子が、「もう眠いから音読は明日の朝やる」と言い布団に入ったのですが、次の日起きてすぐに音読を始めたんです。
それはもう、大げさなほど褒めました。
自分で決めたことが守れるなんて、とっても素晴らしいこと。
私も見習わなきゃと反省…。
勢いよく怒鳴ることもやりましたが、全く効果ありませんでした(笑)
イヤイヤ取り組んで字は乱れているし、何を言っても聞く耳を持ちません。
この方法はダメだなーって思いました。
自分がしんどいです。
あとでガックリきて、自己嫌悪の嵐ですから。
イライラしないために私がしていること
間違いを見つけてしまうと、指摘したくなるもの。
でも、そこはこらえて…まずはできている部分を褒めまくります。
「できているね」
「この漢字がきれいに書けているね」
「昨日より早く終わったよ!」
などなど。
小さなことでも褒めて、その後で「ここが惜しいな~」と言うと、よほどのことがない限りは自分から直し始めます。
この時点で反抗してきたら、もう言いません。
子どもの中では、宿題はもう終わった!って完結しちゃっているから、こっちが何言っても聞かないんです。
どっちみち間違った宿題は持ち帰りますから、その時にきちんと直せばいいやっていう、ゆるーい考えでいかないと…。
毎日のことですから、親もしんどいです。
「なんでこれが分からないの!?」と思う場面もあるかもしれませんが、それは生きた年数、経験値の差です。
大丈夫、何度も繰り返すうちに、きちんとできるようになる日がきますよ。
まとめ
手を出しすぎると、かえって子どもは怠けてしまいます。
大人もそうですが、楽なほうがいいですもんね。
でもそれだと成長できません。
将来困るのは、子どもなんです。
見守るのはハラハラするし忍耐力も必要ですが、自分で考える力をしっかりと伸ばしてあげたいと思います。