今まで素直に言うことを聞いていたのに、ある時から「イヤ!」の連続…。
最初は余裕でかわせていても、続くとイライラしちゃいます。
子どもにも言い分はあると分かっていても、ついついきつく当たってしまって後悔…なんてことも。
子どもはかわいいものですが、あまりにも反抗的だと『私の育て方って間違ってたのかな?』って悩んでしまいます。
『こんなにワガママで将来大丈夫なの?』と心配になる方もいらっしゃるでしょう。
反抗的になるのは、しっかりと自分の意思を持てている証拠。
大丈夫ですよ、順調に大きくなっています。あまり思い詰めずに子どもと接していきましょう。
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いつ頃からワガママをいいだすの?
自分の意思を持ち始めるのが、2歳頃だと言われています。『魔の2歳児』とよく呼ばれますね。
ただこれにも個人差があります。うちの子は二人とも、2歳頃はおとなしかったですよ~。
『自分の意思』と『親の考えていること』が一致すると、反抗的にならないようです。
『靴を自分で履いてみたい』と子どもが頑張れば、『自分で履きたいならやらせてみよう』と好きなようにさせる親。
今日はこっちの道を歩いてみたい。 今日はこの服を着たい。 …などなど。
子どもが思っていることをさせてあげることができれば、イヤイヤと言うこともなく、お母さんの気持ちも楽になると思います。
もしも急いでいて、どうしても手を出さないといけないときは、「今から○○に行くよ。でも時間がないからお母さんがやっていいかな?」と子どもに聞いてみましょう。
大抵「うん」と頷いてくれます。
最近は、2歳頃と思春期の頃に加え、『中間反抗期』なるものがあると言われています。
保育園の年中頃から小学校低学年頃に起こる反抗期だとか。
わぁー、うちの子たち真っただ中!それで最近反抗的なのね~!と納得しました。
今回は2歳児にスポットをあてますので、中間反抗期についての詳細は省きます。
間違った叱り方にはどんなものがある?
“叱る”じゃなくて、“怒って”しまう。 怒ると叱るの違いはご存知ですか?
いろいろなところで取り上げられますので、ご存知の方も多いでしょう。
ざっくりとですが、
- 怒る…自分の感情を一方的にぶつける
- 叱る…相手のことを思い、行動を正そうと諭す です。
叱るのではなく、怒っていませんか?
子どもに“怒る”はダメですよ。
イライラの感情をぶつけられれば、子どもでもわかります。
でも、自分がイライラしていると反射的に怒ってしまいがち…。
わかります。すごーくわかります。
怒るのはダメだということは、わかっていらっしゃると思うんです。
でも、自分に余裕がないと難しくなっちゃうんですよね。
又やっちゃったって後悔することもあると思います。
私も、またやっちゃったよー(;_;)ってよく思ってます。
なので、ダメだなぁって落ち込むこともよくあります。
だからって、自分を責めても仕方ありません。それよりも、ちゃんとフォローしてあげてくださいね。自分が落ち着いたらでいいです。
「さっきはごめんね」って謝って、ぎゅーっとハグしてあげたり、「大好き」って伝えてあげましょう。
子どもの気持ちになってみる
両親が同時に責める 子どもって逃げ場が少ないです。
ましてや2歳児なんて家がほぼ自分の世界、です。
そんな中、頼りになる親が二人そろって自分を責めてくる…。
…嫌ですよね。自分におきかえてみると、とてつもなくストレスを感じます。
勿論、叱るべき部分はきちんと叱らないといけません。 石を投げたり、食べ物を粗末にしたり、テーブルの上に立ったり…。
こういう行動はよくないですよね。
でも、どのご家庭もあることだと思います。
そんなとき、どちらかが叱ったらもう片方の親はさりげなくフォローをしてあげましょう。
それによって、子どもが感じる安心感が違います。
伝わりやすい効果的なしつけの方法はどんなものがある?
危険なことをしていると、ついつい「ダメ!」と頭ごなしに言ってしまいがちです。
でも、子どもには子どもなりに理由があるのです。
2歳頃だと、まだまだうまくその理由を説明できないと思います。
誘導していく形で聞き出す
「こうだったの?」「こう思ったの?」「こうしたかったの?」と、いくつか例をあげていくと、こくん、と頷いてくれる問いかけがあるでしょう。
そのときに「何でそうなのー!!」と怒鳴るのではなく、「そうか、○○したかったんだね」とまずは受け止めてあげてください。
受け止めてあげることで『ちゃんとわかってもらえた!』と子どもは思うんです。
理解してもらえた、受け入れてもらえた、が積み重なっていくと、信頼感が築けます。
信頼している人からの忠告や叱責は、大人でも素直に受け取りやすいですよね。
それと同じで、子どもだって信頼している人から叱られると、すごく響くんです。
叱り方を具体例で考える
先ほどの、“テーブルの上に立ってしまう”という行動を例にとってみましょう。
理由を聞いてみれば『○○レンジャーのマネをしてみたかった』とか、『背を高くしてみたかった』などのかわいらしい理由が多いですよ。
理由を受け止めてあげたら、『どうしてしてはいけないのか』を伝えましょう。
テーブルの上には、食べ物が載りますね。食べ物は、私たちの命をつないでいく為に必要な、大切なものです。
他の生命の『命』を私たちはいただいて(「いただきます」という言葉はここからきています)いるわけです。
その『命』が載るテーブルに足を載せることは、食べ物を粗末にする、そして自分の命を粗末にすることにも繋がります。
…ちょっと硬くなりました。
子どもには難しいでしょうから、「○○くん(ちゃん)が大好きな食べ物さんが載る場所だから、足を載せちゃダメだよ」という感じでOKです。
1回ではなかなか聞き入れてくれない子もいるでしょう。
その場合は『もっとかまって!』という欲求もあるのかもしれませんし、ちょっぴり理解が遅い子なのかもしれません。
どちらのタイプかは、ずーっと観察していれば分かってくると思います。
まとめ
子どもを叱るのって、難しいですよね。
ブレない“軸”のようなものをもっていないと、叱ることができません。
そして、自分に余裕があることが大切じゃないかな、と思います。
余裕があれば落ち着いて子どもを観察することができますし、じっくりと諭すこともできます。
お母さんも、家事・育児・仕事と毎日大変です。
休める時間って、ありますか?
ストレスが溜まっても、リフレッシュできる時間は確保できていますか?
たまには子どもと一緒にお昼寝したり、ちょっと手抜きご飯にするなどして、頑張っていきましょうね。