縮んだニットは元に戻せるの?具体的な方法は?
寒くなるとついついセーターやカーディガンを手にしてしまいます。
ふわふわとして暖かく、冬場には欠かせませんよね。
『お気に入りの一着』をお持ちの方も多いのでは?
僕もお気に入りのカーディガンとセーターを持っていました。
でも、二枚とも洗濯に失敗して思いっきり縮めてしまい、泣く泣く捨てたという苦い経験を持っています。
洗う時の水温や洗い方によっては、縮んでしまうことがあるニット。縮みは、洗濯時に繊維同士が絡まることで起こります。
もしも縮んでしまったニットが手元にあるなら、まだ捨てないで!
僕のように洗濯に失敗して縮んでしまっても、元に戻す方法があります!
この方法を試してみてからでも遅くないですよ。
縮んだニットは戻せるの?
縮んだニットは戻せます。
ただし、これから記載する方法で元に戻る可能性があるのは、ウールやカシミヤなど動物の毛で作られたものだけです。
試す前に、衣類の素材表示をチェックしてくださいね。
その時、書かれているものが、『ウール100%』などではなく、『アクリル20%、ポリエステル30%、ウール50%』と書かれていた場合、どうしよう?と思いませんか?僕は思います…。
うーん、これって試していい?大丈夫?って、しばらく手に持って考えてしまうのが簡単に想像できます。
ウールやカシミヤなどが含まれる場合、試してみてもいいと思います。
ただ、元に戻るの?と言われれば、正直わかりません。
ですが、戻った!という例もありますので、ダメ元で試してみるという方法をとってもいいのではないでしょうか。
どうやって戻すの?具体的な方法は?
ヘアートリートメント(もしくはヘアーコンディショナー)を使用します。
大抵のご家庭にはあるかと思います。
どうしてヘアートリートメント?という感じですが、中に含まれる成分がニットを元に戻す働きを持っています。
その成分とは、“アモジメチコン”、“ジメチコン”などと呼ばれている『シリコーン』という成分です。
一時期話題になったシリコンスチーマーも、この『シリコーン』からできています。
ゴムベラや、オーブンで使用できるケーキカップなど、シリコーン製のキッチン用品は沢山ありますね。
他にも、外壁塗料や化粧品、車のタイヤなど、さまざまな場面で使用されているスゴイ物質です。
そんな『シリコーン』ですが、髪の毛のキューティクルをコーティングする、毛髪の絡まりを解消させる、指通りを良くする、ツヤを出す、という効果があります。
動物の毛と髪の毛の性質は似ているので、『シリコーン』を含むヘアートリートメントを使う事により繊維同士の絡まりが解消されて縮みが戻ります。
手順について
まず、衣類がひたるくらいまでぬるま湯(30℃以下)をためます。
そこに15gのヘアートリートメントを入れ、溶かします。
が、トリートメントって溶けにくいですよね?
その場合は、少量のお湯で溶かしてから水を加え、水温を調整するといいですよ。
ぬるま湯の中に縮んだ衣類を入れ、まんべんなく溶液にひたしたあと、30分放置します。
この時、なるべく動かさずに優しく押してひたすようにしてくださいね。
その後軽く脱水をして平干しします。
腕や胴体部分に段ボールなどで作った型を入れて乾かすといいでしょう。
平干しできるスペースがない場合は、胴体部分を竿にかけ、その後腕部分も竿にかけて干す、という方法もあります。
僕はいつもこの方法をとっていますが、伸びることもなく乾いていますよ。
ハンガーなどにかけて吊るして干すと、裾や肩部分が伸びすぎてしまう恐れがありますので、注意してください。
まとめ
せっかくのお気に入りが縮んでしまうと、ショックで言葉も出なかったりします。
同じような製品を探してもなかなか見つからなくて、諦めて処分、ということを繰り返してきました。
気をつけて洗濯するようになったからか、最近は縮めてしまったという記憶はないのですが(笑)
もしも、洗濯に失敗してニット製品を縮めてしまった!
というときは、この方法を思い出してみてくださいね。
復活して、また着られるようになるかもしれませんよ(゚∀゚)